Macターミナルで毎回叩くコマンドをエイリアスで短縮化
公開: 2023-10-06
更新: 2023-10-07
Macのターミナルで頻繁に使うコマンド、毎回打つのが面倒なのでエイリアスという設定でショートカットしています。エイリアスの設定自体はそんなに頻度多くないのでやり方を忘れがちでした。簡単ですが手順をまとめます。
環境:
- MacBook Air (M1, 2020)
- macOS Ventura 13.5.1
設定方法
- 設定ファイル
.zshrc
をvim
で開く
vim ~/.zshrc
-
.zshrc
ファイルに「エイリアス名=コマンド」と追記(ファイルの末尾とかでOK)
aliasName='command'
- 設定ファイルの再読み込み
source ~/.zshrc
具体例
ディレクトリの移動の例です。自分の場合、よく使うworkspace
までの移動をws
だけで実行できるよう短縮しています。
ws='cd ~/Desktop/workspace'
Tips
エイリアスの確認
alias
コマンドで、現在設定されているaliasを確認することができます。
% alias
ll='ls -lGF'
ls='ls -GF'
prj='cd ~/Desktop/Projects'
run-help=man
vault='cd ~/Documents/Obsidian/Vault'
which-command=whence
ws='cd ~/Desktop/Workspace'
ll
, ls
, run-help
, which-command
はデフォルトで登録されてました。ちなみに、「run-help
なんか元のコマンドより長くなってないか?」ってChatGPTに突っ込んだら、コマンド短縮が目的ではなくてシェルの内部機能と連携する目的があるらしいです。
デフォルトシェルの確認
echo $SHELL
でユーザーのデフォルトのシェルが確認できます。
% echo $SHELL
/bin/zsh
-
echo
: 組み込みのコマンドの一つ。引数として渡された文字列や変数の内容を出力する。 -
$SHELL
: 環境変数の一つ。現在のユーザーがログイン時に使用するデフォルトのシェルのパスを保持している。 -
/bin/zsh
: デフォルトシェルのパスが示された。デフォルトシェルはzsh
ということ。